“腹もち”のよい食べ物について
		平成20年12月12日(金)ふじみ野市立福岡小学校、学校保健委員会にて
		今回、保健委員の生徒さんたちが、「ごはんパワー教室」に参加し、ご飯について多くのことを学んできてくれました。その中で、給食までにおなかがすく人とすかない人の朝食との関係を調べたアンケートがありました。パンを食べている人より、ご飯を食べている人の方が、給食までにおなかがすかないという傾向がありました。そこで、今回、私は、「おなかがすきにくい」=「腹もちがよい」とはどういうことかについて解説します。
		
食べ物を食べると
		
			- 胃がふくらみます
 
			- 胃は食べた量を感知し脳に伝えます
 
			- 脳では満腹感を感じます
 
			- 胃の中で食べ物は消化されます
 
			- 胃の中で食べ物は細かく消化され、胃から腸へ送られていきます
 
			- 食べ物が胃から出ていくと胃は小さくなります
 
			- 食べ物が胃にとどまっている間は満腹感が持続します
 
		
		
たくさん食べると
		
			- 胃はより大きく、長時間ふくらみます
 
			- 満腹感が持続します
 
			- 満腹感には食べ物の構成、消化にかかる時間、温度なども関係します
 
		
		
胃がカラッポになると
		
			- 胃のふくらみ具合が脳に伝わります
 
			- 脳は”空腹感(おなかすいたなあ)”を感じます
 
			- 脳は何か食べた方がいいぞ、という信号を送ります
 
		
		
			
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					  満腹感の研究 
					
						- 同じカロリーの食材38品目について
 
						- “満腹感”がどのくらいに感じるかを調査
 
						- 1995年の研究結果(European Journal of Clinical Nutrition, 49; 675- 690, 1995)
 
					 
					 満腹感が強いもの 
					
						- 蛋白源となるもの
							
						
 
						- 炭水化物
							
						
 
						- 果物、ゆでたポテトも満腹感は比較的大きい
 
					 
					 満腹感が弱いもの 
					
						- 脂っこい食材
 
						- 脂肪は消化には時間がかかるが、少量でカロリーが高い
 
						- パンなど
 
						- ケーキ、クロワッサン、ビスケット類
 
					 
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		以上のような結果をふまえ、朝食について考えてみましょう。
		
給食までおなかがすかない”腹もち”のよい朝ごはんとは
		
			- 満腹感が長く続く=“腹もちがよい”食べ物を朝ごはんに食べるとお昼までおなかがすかない
 
			- 洋食の場合
				
			
 
			- 和食の場合
				
			
 
		
		
まとめ
		
			- たくさん食べれば満腹を感じますが、脂っこいもので満腹になるとカロリーのとりすぎになります
 
			- カロリーのとりすぎにならないように満腹感を得る(腹もちがよい)ためには
 
			- ごはん、パスタ、シリアル類がおすすめです
 
		
		
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